前回からの続きです。
そんな感じでスタートした「寄付ハイク」。今回は、当日の蔵の街コースの様子を報告します。参加者は、NPO15団体、大学生から車いす利用の方、3歳のお子さんも自転車に乗って、総勢60人が一丸となり、街歩きを楽しみました。
街歩きをサポートして下さったのは、栃木市観光ボランティアの小林さんと近藤さん。
お二人に蔵の街の名所や建物の歴史など、普段中々知ることのできない貴重なお話も含め、蔵の街を案内していただきました。
この日、栃木市では蔵の街かど映画祭を開催していることもあり、街中は多くの人で賑わっていました。そんな中、参加NPOも手作りの旗を持参したり、思い思いのコスチュームに身を包み、「寄付ハイク」ののぼり旗とともにみんなが歩く広告塔となり、寄付ハイクをアピールしました。
その結果、私たちを道端で見かけた2人の方から飛び込み寄付を2,000円いただくことができました。
街歩きを終え、昼食後は、NPOが向き合っている課題やみなさんからいただいた寄付の使途などを発表いただくプレゼンタイムです。
利用者も一緒に参加しているNPOもあり、「自分の地域にこのNPOがいてくれてよかった」と、当事者の声が参加者の心にひびきます。
また、15団体のプレゼン終了後、参加者各々が真剣に寄付先の団体を選び、共感した団体に応援メッセージを添えて寄付をしました。
参加者約60人から集まった、思いの込もった寄付の総額は街コースで198,000円となりました。
参加者からは「人にやさしい社会になっていける希望がもてました」、「とても素敵な時間、新しいつながりができました」との声をいただき、楽しみながら社会を良くしていくことを考える機会となり、NPOとその活動を応援する支援者とのつながりが生まれる瞬間となりました。
まだまだ続きます。
(文・土谷)
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