子どもの貧困② インフラ止められ、病院にもいけない子・・・厳しい現実!

貧困の子どもたちの現実を伝えること。

「この寄付集めの目的は、貧困の中にいる子どもたちの現実を知ってもらうこと。そして、その子どもたちの声を伝えること」

 栃木市の『くらら』で行われた打ち合わせの時のとちコミ・矢野さんの言葉に心を動かされ、年間5万円位の寄付しかない私たちの団体(キッズシェルター)が今回10万円もの目標を立て、子どもたちの現実を知ってもらいたくて、児童相談所や那須塩原市、友人、知人などにスタッフ総出でチラシを持って回っています。14日には西那須野ロータリークラブの例会でチラシを配り、早速寄付を頂きました。はじめてだったので本当に嬉しかったです。


風呂にもずっと入っていなかった

 子どもたちの現実は厳しいものです。昨日から初めて来た子どもとお風呂に入って、子どものそけい部に皮膚炎が広がっていました。インフラが止められお風呂にもずっと入れなかったとの事。下着に隠れるので痛いけどずっと我慢していたとの事。学校でプールに入るまでには直したいとつぶやいていました。

 本当は病院に連れて行きたい。親でない私たちの限界なのかな。女性の薬剤師がいる所に連れて行き、見てもらって薬を購入し本人に持たせた。その小学生の女の子は、ほっとした笑顔を見せてくれた。どうか皮膚炎が治りますように。(NPO法人 キッズシェルター・森田 野百合)