●スペシャルオリンピックス(SO)とは
SOは知的障がいのある人たち(アスリート)に、オリンピック種目に準じた様々なスポーツプログラムと、その成果の発表の場である競技会を、年間を通して提供している国際的なスポーツ組織です。
●「世界に挑戦するアスリートと一緒に歩けるよ」寄付はLAに送り出す応援に。
栃木県内を活動範囲とする、NPO法人スペシャルオリンピックス日本・栃木(SON栃木)では、今年7月25日から8月2日までアメリカ合衆国・ロサンゼルスで開催される夏季世界大会へ、所属のアスリート2人(陸上競技1人、水泳競技1人)を日本代表として送り出します。
前回の夏季世界大会・アテネ(ギリシャ)では、卓球宇都宮プログラム所属の薄井えりかさんが、シングルス、ダブルス、ミックスダブルスの3種目で金メダルを獲得し、栃木県知事特別表彰(栃木県スポーツ功労賞)と宇都宮市長特別賞を獲得しています。
今回の寄付ハイク2015では、世界に挑戦するアスリート赤池優さん(陸上日光プログラム所属)が、春の太平山いなか歩きコースに参加します。世界にはばたくアスリートと一緒にハイキングできるなんて、幸せじゃないですか。今のうちにサインでももらっておきましょう。今回SON栃木が集める寄付金の目標は、昨年の37,000円から大幅増額の10万円です!集められた寄付金はアスリート2人の海外渡航費(一部)として、充当させていただきます。
●実はボランティアが足りません
SOは知的障がいのある人たちにスポーツの場を提供していますが、マイノリティスポーツとして敬遠されてしまうのか、まだまだ知名度が低いです。例えば、立ち上がって間もなく1周年を迎える陸上宇都宮プログラムでは、ボランティアが3名しかいません。アスリートのご家族(ファミリー)からご協力をいただいて何とか回しておりますが、伸び盛りのアスリートを楽しく教える人気のプログラムであるにもかかわらず、人数制限をかける必要があるのが現状です。
●やる気があればコーチになれます
SOではボランティアだけでなく、ファミリーも、アスリートでさえも、コーチクリニック(指導者養成研修会)を通してコーチ資格を取ることができます。競技のプロではなくても、経験がなくても、やる気があればアスリートを指導できます。競技経験者はもちろん、スポーツボランティアに関心がある方、SOに元々関心あったけど窓口が分からなかったという方、自分の子が当事者で体力が有り余ってて困ってるんだけど何とかならないか、という方まで、お待ちしております。
●SOロゴに込められた思い
1つだけお願いがありまして、SOでは子どもをボランティアに預けたら全部お任せということではなくて、
ファミリーもプログラムの担い手として捉えていますので、アスリートとともに身体を動かしたり、ボランティアとともに安全に配慮したプログラムの運営にご協力をいただいているところです。
SOロゴに描かれた人からは両腕が3本ずつ出ています。ロゴの作者は「皆さんで答えを考えてみてください」という立場で、正解は示されていませんが、一説には、アスリート・ボランティア・ファミリーの3者が、手を携えて共生社会を実現するという意思が込められているとされています。これからファミリーになる方には、是非積極的に参加してほしいと思います。
これからも寄付ハイクをはじめ、機会を捉えてSOの周知とファンドレイジングに励んでまいりますので、
皆様のますますのご理解とご協力、そしてご寄付を心からお待ちしております。
(SON栃木ファンドレイジング副委員長、陸上宇都宮プログラム責任者 たての)