子どもの貧困④ ヒミツはまもるよ・どんなこともいっしょに考えるよ・名前はいわなくてもいいよ・・・「子どもの声を聞き続ける」専用電話

「はい、チャイルドラインです」

「あの・・・どんな話でもいいの?」

一本の電話から、チャイルドラインと子どもたちの、一期一会の関係が始まります。チャイルドラインは、子どものための専用電話。子どもが誰かと話したい、つながりたいと思ったとき、どんな話にも耳を傾ける、そんな活動をしています。

「チャイルドラインとちぎ」は毎日午後4時から9時まで、金曜日は午後11時まで、子どもが無料でかけられる電話です。子どもたちと、ヒミツはまもるよ・どんなこともいっしょに考えるよ・名前はいわなくてもいいよ・電話はいつでも切っていいよ・・・という四つの約束をしています。そして、ボランティアスタッフも名乗りません。

子ども時代は、人間として大きく成長し変わっていく時期です。小学生、中学生、そして大人に近づく18歳頃まで、それぞれの時期に子供たちは、いろいろな体験をし、考え、力をつけていくのです。

思いを受け止め、心に寄り添う理解者がいれば、子どもたちは自分の力で歩いていける、チャイルドラインの活動はその信念の下になりたっています。

 そして、私たちは、自分たちが受け止めた子どもの声から得た気付きを社会に発信し、子どもの育つ環境を整えることも目的としております。

 豊かに見える日本ですが、確実に経済格差は広がり、それが子どもたちの声からもうかがえるまでになりました。子どもにとっての最善の利益とは・・その答えを求め私たちは微力ながら今日も活動しております。どうぞよろしくお願いいたします。