子どもの貧困⑥ ご支援深く感謝します・・・「個人用のもの」がありません。寄付を使わせてもらいます。

 新しい教科書を持ち帰った日、嬉しそうにランドセルをあけて見せてくれました。自分の新品の本を手にするのは、教科書しかない子もいて本当にうれしそうです。自分の名前を書くとき「見ててね」と言って、マジックで真剣に書きました。

 昨年はひらがなだった子も、今年は漢字で書いています。毎日の宿題は一人一人個別にスタッフが関わり、今はみんながきちんとやっています。忘れ物がたくさんあります。エンピツや消しゴム、ノート、ネームペン等はありません。親に伝えても難しい場合は、頂いた寄付でまかなっています。

 寄付は、保護者の理解を得られない場合のその子ども個人に関わるもの、文具や衣類、体操着、部活で必要なもの、遠足や修学旅行で必要なもの、湿布薬など家に持ち帰る薬、さらには、家庭に持ち帰り家族と食べる誕生日ケーキを用意するために使わせて頂きます

 ところで、皮膚炎にかかっていた子どもは、おかげ様で良くなりました。チューブ型の薬を渡していたのですが「毎日夜寝る前に塗ったんだ。妹が間違って食べちゃうと大変だから、ここにしまっておくんだ」とランドセルのチャックのところを見せてくれました。妹2人の面倒をみている優しいお姉ちゃんです。