認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク・フードバンク宇都宮:徳山 篤さん
フードバンク宇都宮が本格的に動き出して、早いもので4年という月日が経ちました。当時は「フードバンクって何?」という感じでしたが、徐々に知ってくれている人も増えてきたように思います。現在では、宇都宮だけでなく大田原市、日光市、那須烏山市の4か所で展開しています。
昨年度は、食べるものがないとSOSを出してきた個人のべ200人(世帯)に食品を支援しました。施設にはのべ450回食品を届けました。
フードバンクの活動の紹介
その1 訪ねてきた困窮者に食品を渡す。
その2 訪ねる力のない困窮者に食品を届ける。
その3 福祉施設などに、清涼飲料やお菓子などを配達する。
その4 食品を集める。
その5 運営資金を集める。
運営資金を集めるについて、少し説明したいと思います。
フードバンクは「無償で食品をいただき、無償で食品をお渡しする」ので、事業の中からの収入はゼロです。収入源は、一般の人からの寄付と○○財団などの助成金となります。助成金は残念ながら、安定した財源とはいえないので、一般の人からの寄付が財源の中心とならざる得ません。
貧困、もったいない、助け合い、環境(ゴミの減量)と多く要素がフードバンクの活動の中に含まれています。多くの人が、病気や怪我等のトラブルにより失業し、困窮してしまうリスクの高い社会となっています。民間の自由な発想で、生まれた新しい形のセーフティーネットを多くの人と共に、支え、育てていければと思います。いろんな形で関われますので、みなさんボランティアや、台所にある食品の寄贈や、配達、食品整理、そして寄付でなどさまざまなかたちでかかわってください。
寄付ハイクでは、年間の配送車両のガソリン代\200,000-を集めることを目標としています。みなさまのご協力お願いいたします。