宇都宮の円卓会議は、いま各調査チームごとの会議とその代表者の会議をやっています。毎月1回やるのは代表者会議。調査チームの代表者が来て、全体の調整、広報戦略、ファンドレイジング戦略、イベントの企画、人の巻き込み・・・とやっていくところです。
また、どの調査チームかやるか決まってないテーマはこの会議が直接、調査も行う予定でます。
7/22の議論の概要を報告します。
(議題)
① チームごとの調べる動きをどうするか。
・チーム毎に試算を出すにしても、宇都宮市の生活困窮の状況を把握しなければ進められないので、まずは数を把握する必要がある。
・全体の数を出した後に地域ごとに濃淡をつけていく。
・いっぽうで地域によっては資源があり、ボランティアを中心に行う地域(ボランティアの確保は?)や場所から必要とする地区では試算も違ってくる。
(不明/調査の項目)
宇都宮市の保護率は低い? 新生児死亡率が高い(貧困率に関係?)、準保護率は?
公営住宅がある地域は貧困率が高い?
(調べる案として)
・宇都宮市のHPから市政研究により数が把握できるか調べる
・社協の昨年の相談状況から地域差を出しザクッと当てはめてみる
・その他、数を把握する方法があれば、円卓事務局(Vネット)に集約する。
②核心部分である寄付FRチーム、就労支援チームなど企業系(プロボノ)の動き、集まりをどうするか。
・企業・会社員を巻き込むためには、企業のメリットも必要である。その際に、貧困に対するイメージは悪いかもしれないので具体的な提示が必要だろう。
・「居場所のない子どもへの支援」「食べられない子どもへの支援」「教育を受けられない子どもへの支援」などの具体的なストーリーが必要である。
・何が必要であるか、金や物など何を協力(寄付)出来るのか、見えるものが必要
・パンフレット等でストーリーが見えるものを作成してからでないと巻き込む力が薄い
・企業などにアプローチする上で必要な事を考える
・寄付を集める場合は、スタートの2日で20%集めないと成功しない(根回しも必要)
・CSV 企業の価値共有
・企業に提案しやすくするために支援必要物品の洗い出し→資金でなくモノや、家屋・土地・部屋・設備など遊休資産の貸出しことも可能なのでは?
③全体の広報戦略、寄付集め戦略、プロボノの巻き込み、サンタdeラン、寄付つき商品企画などについて
・月の家(ディープ版子ども食堂)の費用がどのくらいかかるのかを試算し、地域における必要性を前面に出し、プロジェクトで維持できるように提案していきたい。
・子どもの貧困を断ち切るためにロジックモデルを視覚化し営業ツールにする。(パンフレットやリーフレット)
・中期計画を策定し、今年度の年度計画を企業に視覚化して提案ツールとする。
・寄付つき商品のライセンス用ロゴを作成しイメージしやすくする。(ロゴを募集し、優勝者のロゴをステッカー等に利用するのも一案
・就労支援チーム:どことコラボしていったらよいのか? また就労支援と言っても少し給与が増えて児童手当が打ち切られるは嫌である。(制度との関係性もある)
・飲食店など夜間働く母子家庭も多い(昔ほど稼げないのも事実)。夜間保育(託児)の実情を調査する必要がある。(行政では調査していないし、この人たちは相当困っているだろう)
・社会福祉法人への働きかけも有効かも。国の動きでも地域福祉に対する貢献活動が求められている。福祉施設に具体的な計画案を持ちかければ、施設等物の協力の可能性もある。
・子どもの貧困撃退に最も重要なのは「普通の大人との関係性や接点を作る事」である。
④その他(9/23「あなたの知らない・子どもの貧困の世界・第1回」の企画)
13時~15時30分の2時間30分予定
シンポジウム→講演とシンポジウムで予定
・シンポジウムの場合は、3人~4人位か(選出は後日)
・シンポジウム後にケーススタディでグループワーク:内容/こどもの見えない貧困の再確認→みんながつながり動くことで解決できる→全員で共有。
※食べ物や勉強などではなく、その関係性が重要な事を再認識できるような企画
宿題
①各チームの動きをまとめ、すばやく事務局に返し、広報する。
②「仲間集め」をどうするか。アイディアを考え、随時事務局へ。
次回は8/19(土)15:00~
※興味・関心のある人は事務局(028-622-0021矢野)まで。
※調べボラ、撃退レンジャー(寄付集めファンドレイザー)を大募集中⇒事務局まで
※下記日程で会議しますので、参加したい人は⇒事務局まで
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