①半年後、1年後、にどうなるか(自分たちのNPOが、自分たちの活動・テーマが)
②今、自衛策として、何を、どう対策しているか(スタッフ、対象者の健康等)
③危惧していること。
④「こんなプログラムとお金があればいいのに・・・」
危惧:社会基盤の崩壊。
趙達来さん
医療法人 創生会 真岡西部クリニック・院長
①半年後、1年後にどうなるか
コロナはワクチンが出来ない限り定着します。クルーズ船を第一波と言う学者がいますが、今の首都圏・大都市が第一波、夏に緩解期になり、秋~第二波が来ます。日本の死亡率は1/50ですが、集団の免疫がないので感染すると組織が麻痺します。それは皆さんみての通りです。
②自衛策はPPE(個人防護具)と消毒の徹底、時間で患者さんを分けている事ですが、東京の様になればドライブスルーにします。
ウイルスに汚染されない事、自分が倒れない事、そして死なない事です。
③危惧している事は社会基盤の崩壊です。あるところで舵を切らないと社会基盤が崩壊しますが、それは今の政府に期待できないと思います。また、舵を切った場合は、ある程度の犠牲を許容するという社会のコンセンサスも必要です。プログラムとしては大流行になった場合に町の消毒、ごみ収集など(感染の危険あり)のインフラ維持が問題になります。
私が2/22に別のMLに流した予言が、今現実になっています。簡単には終息しません。来年オリンピックなど、日本人の半分がかかり尽くすかワクチンができない限り無理です。(2020/4/13)
地域におけるフードバンクのニーズ拡大
NPO法人ま・わ・た 石田昌義さん(理事、フードバンク担当)
長野大輔さん(コラボーレもおか事務局)
①半年、1年後
・見えない世界/ものに対する意識が敏感になる。
・物/資源の重要性の認識(弱者救済のフードバンク事業の重要性)
・各種災害時の対処法の模索/検討/協力体制
・地域におけるフードバンクのニーズ拡大が予想され、事業自体の拡大につながるかもしれない。
②自衛策等・・・職場(コラボ-レもおかとして)
・事務所やミーティングルームの入り口にアルコール消毒液を常備
・利用者へのコロナウイルスへの意識高揚の声掛け
・窓/ドアの常時オープンにて換気
・スタッフ/利用者のマスク常用
・各イベント/講座等の中止
③危惧すること
・平常時の生活用品/食料に対するストックの考え方の変化
・人との接し(接近)方の「潔癖症化」
・異常時の利己主義と博愛主義に対する個人的な考え方の変化
・失業者や生活困窮者の増加
④こんなプログラム・お金
・「マスクの作製講習会」。ボランティアによるマスク作製/ストック/配布をする。・各災害時用の準備品の再考:ストック、最低数の資金確保。各種補助金や助成金の解説について、「メディアリテラシーについて」(2020/4/13)
「分散・疎」が価値を持つ。
「森でリフレッシュDAY」とか・・・
それまでは、ひたすら固定費を減らし生き残る
塚本竜也
トチギ環境未来基地(益子)
①半年後、1年後、にどうなるか(自分たちのNPOが、自分たちの活動・テーマが)
近代化の流れで、グローバル化と、過密・過疎化が同時に推し進められたがアフターコロナの社会においては、分散や疎が価値を持つようになる。大都市から、小都市、中山間地への移住を希望する人がさらに増えはじめ、地域と移住者との価値観や生活スタイルの調整が急速に行われ、新しい生業づくりがはじまる。トチギ環境未来基地はその周辺で里山を中心に新しいライフスタイルや、里山の価値の創出、余暇時間の有効活用を提案しながら活動を継続。
②今、自衛策として、何を、どう対策しているか(スタッフ、対象者の健康等)
団体としては、ひたすら固定費を減らして生き残る。三密ではない、野外での活動の利点をいかしてプログラムを実施。
③危惧していること
籠ることで生じる悪影響。ストレス、DV、うつ病、年寄りが体を動かさないようになり寝たきりなどの増加。森でリフレッシュDAYをできる限りリスクを減らしながら、対象者を多様化しながら実施していくこと。
④「こんなプログラムとお金があればいいのに・・・」
仕事を失った人や、時間を持て余している人たちと、耕作放棄地など畑を耕したり、里山を豊かにしたりする活動をつなげること。
コロナの展開によっては、食料の輸出規制を始める国がでるなど、食糧危機のリスクもある。これを機に、体を動かしながら耕す運動をして、健康維持と自給食糧増産をはかる。(4/13)
精神的に不安定な親が子供を外に出さない、
食べものSOS、電気・ガス・水道代のSOS。
DV、虐待の懸念・・・
前田 利一
認定NPO法人だいじょうぶ
①半年後、1年後、にどうなるか(自分たちのNPOが、自分たちの活動・テーマが)
既に、精神的に不安定な親が子どもを家から出さないケースが出始め、生活困窮家庭からの食材、ライフラインのSOSも出始めています。今後さらに、好きに振る舞えない、生活困窮するストレスが女性や子どもに向かい、DV、虐待が増えそうです。活動はケースごとに、虐待リスクと感染リスクを秤にかけての決断となります。今は感染リスクより虐待リスクが重いと判断、ケースごとに預かる形にしていますが、いずれ県内でも感染者が増えるでしょうから、感染リスクが高まれば、もっと電話やウェブを活用したり、訪問での支援にシフトしないといけないのかなと思っています。
②今、自衛策として、何を、どう対策しているか(スタッフ、対象者の健康等
子どもと職員とも、検温&記録、熱や身体症状ある人お休み、マスク着用義務付け、手洗い&うがいを徹底するようにしています。なるべく、手で顔を触らないようにも伝えています。また、施設や車の必要箇所の消毒、居場所を1日2部制にしてケースごとに利用を分ける、生活リスク低い子は訪問するなどして対応しています。居場所での食事は大皿での提供を禁止し、1人の職員が配膳するようにしています。洗濯ものを室内に干し湿度を上げるなどもしています。
③危惧していること。
・政府の場当たり的な対応で、感染爆発、医療崩壊が起きることが心配です。
・寄付が減るのではないかと予想しています。
・子どもがゲームや動画を見る時間が増え、体験や人と触れ合ったりする刺激が減り、精神面への悪影響がでること、観光地で雇い止めが起こり、行き場のない母子がふえることが心配です。
・職員が感染し、子どもやその家族にうつしてしまうことも心配です。
④「こんなプログラムとお金があればいいのに・・・」
生活に行き詰った方が、関わるNPO等が信用保証・状況確認・申請代行することで即日お金を手にできるような、給付型の生活応援基金みたいなプログラムがほしい。(4/13)
全世界にリセットボタンが強制的に押された。
ネットワーク化+
「クロスアート」
・クリエイティブ・レインボープロジェクト
林 香君(陶芸家)
①半年・1年後…:子供の応援プログラムの活動であるため、半年後、1年後も変わらず続いている。
・子どもたちの置かれている環境の問題が多くなっているため、心に残るみんなで力を合わせて創る企画である壁画プロジェクトは、見える形として存在することで、視覚的に記憶に残るものであることを大事にしている。
安部首相の休校要請の2月25日から逆に忙しさが増した。全世界に渡るリセットボタンが強制的に押された今だからこそ、より子どもたちに寄り添いたい。
・企画をしっかり立てる時期であると考えている。
・積極的にプロジェクトを提案し、依頼側も共に実行への協力を具体的にお願いしやすくなった。
②自衛策:ともに活動する方々の健康はそれぞれにも自己責任で維持管理が大事ですが、①保険に入っています。(みんなの安心のため)②自分も子どもたちも、手洗い、マスク。③同じ車で移動しない。④アートワークの中で、テーブル、いすのふきかたも一緒に教える。大事なのは、いす裏面とテーブル裏面、テーブルに脚(小さい子は特に触る)
③危惧すること:長期化で子どもたちや親たちの疲弊がどこまで保てるか? 同じところをより深くかかわるか、幅広くかかわるかを悩む。
④こんなプログラム:ネットワーク化。多分野のアーティストの視点と知恵でこども応援プログラムを創る。クロスアートさせることによってより柔軟な考え方を子どもたちが自然にできるプログラムに企画と実行。絵本を子どもたちと共に編集し、出版する。 (4/15)
※添付ファイル:3月制作の壁画
解雇、最初の大混乱は7月か
井伊吉雄さん(仮名)
NPO法人フードバンクうつのみや・ボランティア
①半年後…2020年10月、新型コロナウィルスは終息どころか広がっていると予想している。また、雇用も会社都合の退職の場合はすぐに失業保険の対象になるが、勤続年数1年未満では90日、5年以上10年未満では150~180日と、長期に渡って生活を保障できるものではない。よって、最初の大混乱は2020年7月前後に起こると予想している。2020年10月時点でも、経済も含めてその混乱が収まっているとは思えない。
フードバンクうつのみや(以下FB)としては、食品募集の強化、人材育成の強化、活動資金の調達(助成金と寄付・会員募集)、泉が丘支所の運用開始を同時進行させ、困窮者対応のキャパシティの向上を図る必要性がある。
1年後…2021年4月、ワクチンが開発されて事態が終息していることを願うが、重症化しやすい&潜伏期間が長いため、無症状患者が無自覚で広めるタイプなので、根絶までは上手く運ばないだろう。雇用や経済も上昇傾向にはあるかもしれないが、元の状態(もしくはそれ以上)になるには及ばない状態だと予想する。
FBうつのみやとしては、2020年度内にどんな活動をしたかを外部に発信し、知名度向上と応援者の増加を狙った上で2021年度以降の活動の幅を広げる広報活動に力を入れる時期だと思う。それによるスタッフ確保を行い、基盤を固めることも必要。
②自衛策等
職場(入居型特老)では、職員・入居者共に1日3回検温(8時・16時・24時)、面談時間の短縮、面談スペースにビニール、手洗いうがいの徹底、マスク・ビニール手袋の着用、訪問介護件数削減、帰宅可能な入居者の一時帰宅、等の対策を行っている。
個人としては、朝夕の検温、手洗いうがいの徹底、マスク着用、買い出し回数を減らす、等。
③危惧すること
生活保障を伴わない(現金給付&中小企業支援等)行動自粛(強制力ない)のせいで、自分も全国民もどう振舞えばよいのかわからない状態が続いている。その影響で新型コロナに感染した人や、医療従事者、配送業者等への攻撃性が非常に増している。この状態が長く続くと新型コロナよりも人間が怖いという事態になり、人間不信の加速&精神を病む人の増加等を危惧している。
④プログラム・資金・・・
今後、新型コロナ対策を打ち出した助成金や補助金の募集が始まると思う。募集開始をアンテナを張って見逃さないようにし、FBうつのみや独自の活動方針を参加メンバーで模索し実施したい。FBの特徴である「食」での支援を軸とし、他団体が行っていないようなアイデア出しをしたい。(2020/4/13)
暮らしの安全保障値の低い人、弱者、
変化に適応できなかった人が、
ますます回復後の社会から取り残される
塩澤達俊さん
とちぎYMCA + 地域包括支援センター清原
定期巡回型24時間訪問介護看護コミュニティーケアイースト(CCE)
①半年後、1年後、にどうなるか(自分たちのNPOが、自分たちの活動・テーマが)
現在の青少年活動や学生ボランティア活動は、通ったり、集合したり、どこかへ行ったりして活動するかたちがほとんどなので、「別の」仕方を模索せざるを得ない。スマートなんとか、など通信インフラを組み込んだ活動が必須。
いっぽう、訪問系のサービスは今回の件でも最後の砦として認識した。訪問介護、ケアマネの訪問などは、それそのものが多機能化するべき社会のベーシックなインフラだと思い知った。
②今、自衛策として、何を、どう対策しているか(スタッフ、対象者の健康等)
水害の時も思ったが、弱者が孤立の構造は今回も一緒。在宅単身・在宅弱者・虐待など危険性ある世帯などは家に留まるか、早めに避難するかの選択のなかで、早めの避難もありと思った。(訪問してサービスを提供し続ける仕方では、支援やサービスを提供する担い手の感染危険性が高まったり、感染拡散可能性もあったりするので)
③危惧していること。
人間の安全保障値の低い人、弱者、変化に適応できなかった人たちがますます回復後の社会から取り残されること。
④「こんなプログラムとお金があればいいのに・・・」
???
関係の希薄化「感情が失われていく」
林美幸さん
家庭教育オピニオンリーダーたんぽぽの会/那須塩原
①半年後・1年後
終息に時間がかかり混乱は続くと感じています。一年後、社会の分断は大きくなるが、全国に散らばる拠点をネットワークで結び、人材・情報・知恵などを共有し、社会課題を解決する「ヒト」の存在価値が重要となると思います。そのために今、準備することを大切に活動していこうと思っています。
②自衛策として
居場所準備と、ネットワーク作りの強化。リアルにつながれない今だからこそ、対人関係のコミュニケーションを大切にしていきたいと活動の強化準備をしています。小さな任意団体なので、他団体と連携することを重要視して、こまめなSNSでの連絡を取り合い、有効な関係性を保つ努力をしています。スタッフ間はLINEグループで思いの共有をしています。対象者には、自粛中です。
③危惧すること
人間関係の希薄化の拡大、対人交流がなくてもコミュニケーションはSNSで完結してしまう関係性に、感情が失われていくのではないかと危惧しています。
④求めるプログラムと助成金
「オンライン学習支援」と居場所づくりについての助成金補助があると嬉しいです。(4/13)
「医療崩壊」「大量リストラ」
病床も医師・看護師も足りなくなる。コロナ患者と一般患者のスタッフを区別しないと。
栃木保健医療生活協同組合
宮本 進(常務理事・地域活動部長)
①半年、1年後・・・
(私たちの事業について)
・コロナ渦が進行している現在も受診抑制や、発熱者の自宅待機、処方間隔の延長4週間処方の方を8週間など、受診間隔を開ける。電話再診など、市中感染が拡がるとその前に医療崩壊が起こると言われている。東京が既に崩壊状態。コロナの患者を受け入れると他の患者が受け入れられなくなる。コロナの患者を診るスタッフと一般の患者を診るスタッフを区分しなければならなくなる。病床も、医師や看護師など医療スタッフも絶対的に足りなくなる。
・政府は、病床削減や公立病院の統廃合をめざす政策を取り下げる意思を示さない。イタリアなどで起こっていることが、週週間後の日本で再現されると言われている。
・危惧されるのは、スタッフの疲弊。これから想定される「医療崩壊」の影響がどうなるか、少なくとも医療機関に求められることは大きいので、何とか対応していきたい。
(社会への影響について)
アメリカでは「1000万人がリストラ」と報道がある。日本でも「リーマンショック」をはるかにしのぐ悪影響が懸念される。職を失う、収入が激減する。政府の打ち出す中途半端な「支援」が届かない人が多数いる。声を上げられない人が多数。それらの声をどう拾い上げ、どう支援していくかが課題。
②今の対策・自衛策
・感染しない、させない対策、「3密」徹底。会議はwebで、手洗、除菌、マスク、フレイル予防体操。孤立しそうな心配な人に声かけと訪問。
・積極的に休む、不安な人(本人と家族)特別休暇与える。
③危惧すること
・政府の対応は基本的に「自粛求めるが支援はしない」というもの。この影響で一番苦しむ人たちを支える。ことと、公的な支援を求めることを一体で取り組んでいきたい。
・フードバンクが集まらない報道を聞き心配している。
・子ども支援がストップしている。先日、子どもたちの様子を聞く電話かけをした。つながりを継続させていきたい。
④こんなプログラム
・「コロナ相談ホットライン」(藤田孝典さんがニュースで取り上げられていた)、失業、給与のカット、住居、営業、子どもの預け場所、医療、介護、などなど、困っている人の相談を受け、必要な支援につなぐ。「労働相談」「生活相談」「医療や介護の相談」「子育て相談」「食料の相談」など、分野別に当番を決めてなど(4/13)
〒320-0027 栃木県宇都宮市塙田2-5-1 共生ビル3階 認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク内
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