サンタdeラン&ウォーク2019

子どもの貧困について

子どもの貧困の現状

子どもの相対的貧困率は13.5%(7人に1人)。一般の夫婦+子の世帯の貧困率は10.7%ですが、ひとり親世帯はなんと48.1%。非常に高い水準です。子どもの貧困率は、世界の先進41か国中ワースト10位です。

 

誰のため?

 

 12,455人の宇都宮の貧困家庭の子ども+親を支援します。「勉強する機会がない、食べる人がいない、夏休みに食べ物がない、安心できる家がない」子どもたちと、困っている親がたくさんいます。

 

何をするの?

 

 貧困状況の子どもたちに「必要な支援が届くこと」を目指します。NPO等の支援団体や市民が主体となり、行政、学校、地域、企業の協力のもと、貧困家庭を継続的に支援します。

 

どうなるの? 

 

 学習支援・生活支援・居場所づくりを通じて“市民でできる貧困対策”を実施します。将来に夢を持ち、それに向かってチャレンジする子どもたちを、みんなで育てましょう。

 

サンタdeラン&ウォークでできること

・30人規模の子ども食堂を、1回開催できます。

・フードバンクでは、100円で1食分、150食分の食品を届けられます。

・1週間(2日)、30人の子どもたちに無料の学習教室が開設できます。

・6人の子どもが週2回ずつ、ホッとできる居場所(シェルター)を、1日運営できます。 (公的助成金50%の場合)

 

・1中学校区に、子ども食堂2つ+無料学習教室2つ+居場所が運営できます。

 

 

支援先の団体 ~サンタからのプレゼント~

県内で活動する12のNPOへ、届けられます。

 

認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク(フードバンク県北、日光、もおか)

子どものみらい応援隊(学習支援)

認定NPO法人だいじょうぶ(母子の居場所ひだまりキッズ)

とちぎYMCA(体験支援、子どもの居場所アットホームきよはら)

NPO法人トチギ環境未来基地(体験支援)

認定NPO法人うりずん(医療的ケア児の支援)

NPO法人フードバンクうつのみや(フードバンク)

NPO法人リスマイリー(訪問型病児保育)

認定NPO法人青少年の自立を支える会(星の家・月の家)

きょはら子ども食堂みんなのキャラバン(子ども食堂) NEW!

ちゅんちゅんこども食堂すずめのす(子ども食堂) NEW!

県北子ども食堂連絡協議会(子ども食堂) NEW!

 

 

参加費の75%は各団体に分配され、25%は運営経費となります。

 

>>子どもの貧困の現状と支援の方法について詳しく知りたい方はこちら

 

 

支援が救った子どもの未来

「お金がない」だけじゃない苦労。

 

 大学生の内田恵さん(19)は、母と2人暮らしで母には精神障害があった。父から母への暴力がエスカレートし、母が自殺未遂。小3の内田さんは、母が飛び降りるのを必死で止めた。

 

 やがて母の実家へ移り暮らすようになった。一度父が迎えに来たことがあったが、話し合いの末、父は帰っていきやがて離婚。母の実家でも安定した暮らしは長く続かず、アル中の叔父が攻撃してきたので、「ここでは暮らせない」と母と飛び出した。

 

 

子どもの貧困は見えない。

「食べられない」だけじゃない。

 

 次の居場所を市役所で相談したが、全く相手にしてもらえずマクドナルドで幾晩か夜明かしした。母が体調を崩して病院へ受診、みかねた病院から市役所に連絡が行き、すると市が態度変えて施設を用意してくれた。小学3 年で母と施設暮らしを経て、やがてS市で生活保護受けて暮らすようになる。中学でいじめに合い、一時不登校になったり反抗期になったりしたが、高校に入り勉強も頑張った。忙しくなって母との会話も少なくなった。

 

 あるとき、母が骨折してからは家事もやるようになった。幸い、国立大学に推薦入学で合格することができた。推薦というのは、他には受験できないので、落ちたら後がなかったが受かってよかった。

 

人のおかげで、今がある。

 

 しかし、入学時に困った。お金がないのである。貯金は3 万円しかなく、奨学金をもらうことは決定していても、初回振込まで耐えなければならない。困って社会福祉協議会に相談したが「バイトの賄いでつないでくれ」と言われて、どうしたらいいのかわからなくなった。そんなとき、心の支えになったのが、学習支援をしてくれていた人たちだった。人のおかげで今がある。

 

 最近、大学に申請していた全額学費免除が昨日ようやく通り、大学生活を送ることができている。

 

 今は、もともとS市で世話になった学習支援のNPOにボランティアとして通いつつ、母の所にも通う。母は精神疾患があり自炊ができずお金も足りない。でも「居場所だった学習支援教室」からボランティアへと立場が変わり、自分のことを聞いてくれる人がいなくなった。今度は自分が話を聞く番だと思う。

 

みんな皮一枚でつながっている。

頼る人もいない・・・

 

 伝えたいこと。…やる気があり、元気な人もいるが、みんな皮一枚でつながっている。頼る人が身内にいない。( 自分の場合は) 母の面倒も見ないといけない。

 

 大学に行けないのは今の時代、とても不利。奨学金を借りると「生活費があるから」と制度から外される。私立大だとさらに大変なのに…。でも、一方で助けてくれる人はたくさんいることを知ってほしい。

 

支援の方法

サンタdeラン&ウォークは、子どもSUNSUNプロジェクトの寄付イベントです。

サンタdeラン&ウォークは、子どもSUNSUNプロジェクトと連動しています。1,042円=ランチ1食分で宇都宮で子どもの貧困がなくなります。

 

たとえば、宝木地域では、学習支援を行なっていたり、清原地域では、子ども食堂キャラバンが始まったり、組織の垣根を超えて活動の幅も広がっています。

 

 

子どもたちの貧困をなくすために活動する仲間になるには、以下のサイトをご覧ください。

 

後援:栃木県、宇都宮市、小山市、佐野市、日光市、那須塩原市、下野新聞社、産経新聞社宇都宮支局、朝日新聞社宇都宮総局、読売新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、栃木放送、エフエム栃木、宇都宮コミュニティFM ミヤラジ、とちぎテレビ、宇都宮市社会福祉協議会、栃木県社会福祉協議会、栃木県共同募金会、作新学院、日々輝学園高等学校、宇都宮北ライオンズクラブ、宇都宮市青少年団体連絡協議会