*自己紹介
法政大学 経営学部 経営学科 3年 上野沙織 です。
私は鹿沼にある子ども食堂「森のこびと」でインターンをしています。子ども食堂は、子どもの貧困の問題や孤食の問題、地域のつながりの希薄化の問題などに心を寄せる多くの市民が「子どもたちのために何かしたい」と思い、それぞれが出来る事を持ち寄って行っている活動です。子どもたちが集まって人と食事をすることで、温かな環境での食事と体験を提供しています。
活動の様子―家庭へのお弁当販売
コロナ前は森のこびとに子どもたちが集まり、みんなでご飯を食べていましたが、現在は密を避けるために、お弁当を作って販売しています。私も毎週月曜日に森のこびとへ行き、仕込み~お弁当に詰める作業までを行っています。お弁当を買いに来る人は、子どもたちだけではなく、仕事が忙しくて家族の夕ご飯を作ることができない方や、シングルファザーで少しでも負担を減らしたい方など、様々な方が子ども食堂を利用しています。
「子育ち日本一」をめざす現場を肌で体感
ここでの活動を通して、鹿沼で子ども食堂をしている方やNPO法人で活動している方など様々な人と出会い、お話を聞くことで、人と人との支え合いで子どもたちを守っている鹿沼市の地域コミュニティを知ることができました。新たに子ども食堂を開きたいと見学に来られた方や他の子ども食堂からも手伝いに来るなど、「子育ち日本一」を目指す人々の意志の伝染が見えました。
高校生にも来てほしい!
今後やっていきたいこととして、この子ども食堂を近隣の小学校に通う子供たちだけではなく、高校生にも利用してもらいたいと考えています。家庭環境に問題を抱えていたり、話し相手がほしいなど、様々な悩みを抱えた学生達に居場所として「森のこびと」を利用していただきたいと考えます。また、高校生は利用する側だけではなく、ボランティアに興味がある学生にもぜひ来ていただき、ここでの活動を通して視野を広げていってほしいなと思っています。森のこびとで知り合ったNPO法人の方にこのことをお伝えした結果、直ぐにある高校と繋がることができました。これから子ども食堂の存在を知っていただけるように、私なりにお手伝いしていきたいと考えています。
「行動する」人が集まる場所。一緒に活動しましょう
鹿沼では同じ目的を持っている人たちが、様々な活動を通して「子どもたちの成長」を支援しています。ボランティアに興味がある方や同じ想いを持った方たちにこの取り組みを知っていただき、ぜひこの活動に参加していただきたいです!また、インターンシップを始めたのもそうですが、活動を通して「行動すること」が重要であると改めて感じる場面が多いです。これからも、自分にできることを探して行動していきたいと思います。一緒に頑張りましょう!(上野)
※たかはら子ども未来基金とは、子どもや若者の未来を応援するために、県北在住の夫妻が設立した基金です。学生インターン助成では、栃木県内のNPOや市民団体と大学生・専門学生などの若者をマッチングし、活動を応援します。詳しくはこちら